Y.K様・80代男性・要介護

要介護から要支援になりました。

【インタビュー】
Q.ご利用前は、どんなことにお困りでしたか?
A.畑仕事をしていましたが、骨折して2か月半、入院しました。もともと膝も悪く、退院するときは、歩行器や2本杖で10m歩くのがやっとでした。うまく歩くことができず困りました。

Q.デイサービスに通い始めて、生活の中でどんな変化を感じましたか?
A.徐々に良くなってきています。お風呂も1人で入れるようになり、外を歩けるようになり、杖も1本でよくなり、もう今では使っていません。畑も行けるようになって草取りを少しずつしています。そして、要介護1から要支援1になりました。

Q.効果を感じたリハビリプログラムはなんですか?
A.あしこしプログラムです。きつくはないのでまだまだ頑張れます!

Q.これから叶えたいこと、または楽しみにしていることは何ですか?
A.しとらすに来ることは続けていきたいです。畑に行くと友人がいるので、会って話をしています。それが楽しみなので、続けたいです。

【評価結果】
足腰の力(※等尺性膝伸展筋力):20.3 → 32.9(Kgf)
歩行能力(※TUG):21.3 → 10.0(秒)

※等尺性膝進展筋力
足腰の力の指標となる、「膝をのばす筋力」。主に大腿四頭筋の筋力です。この力が弱いと、立ち上がりや歩行が困難になります。「足腰の力」として、最も重要な鍵となる筋力で、健康寿命と密接に関係しています。

※TUG
総合的な移動能力の指標です。椅子に座ったところから始め、3m往復して、元に座るまでの時間を測定します。立つ、歩く、回る、座るにかかる時間で、総合的な移動能力の指標です。こちらも健康寿命と強く関連しています。

【リハビリ担当よりコメント】
大ケガからの復活!手術後のリハビリを2か月行ってからの退院でした。10m歩くのがやっと、の状態でご本人は「外を歩きたい」と話されていました。膝関節症もあり、積極的に負荷をかけるのが難しかったのですが、体重をかけずに座ったままできる運動を「しっかり(←ここ大事)」やっていただきました。私たちも想定していた以上の改善ですが、ご本人の「外を歩きたい、畑に行きたい」という目標があったからこそだと思います。目標をご本人が持つことの大切さを改めて、学ばせていただきました。